環境配慮型電気炉鋼材「すみれす」
1. 特 長
「すみれす」は、炭(カーボン)がより少ない、環境配慮型の鋼材です。鉄鋼製造プロセスにおけるCO₂排出量(カーボンフットプリント:CFP)を従来製品に比べて大幅に削減しており、脱炭素社会の実現に貢献する製品です。
製造過程のCO₂排出量削減イメージ



「すみれす」は、オフサイトPPAの環境価値(再エネ発電量)を製造プロセスに使用することで電力起因のCO₂を削減しています。
オフサイトPPAについて
敷地外に設置した専用の太陽光発電所等から、電力系統設備を介して電気を購入するサービス。
中部電力ミライズが複数の営農型太陽光発電所から調達した電気を、中部鋼鈑で使用しています。

2. CFPの第三者認証と証明書の発行について
「すみれす」のCFPは、第三者認証機関である「一般財団法人日本海事協会」から適合性評価声明書の発行を受け、妥当性確認および検証を受けています。
「鋼材検査証明書(ミルシート)」に「すみれす」であることを明記したうえで、ミルシートと紐づいた「環境配慮型電気炉鋼材証明書」を発行し、環境価値を証明します。
- ①鋼材検査証明書(ミルシート)
ミルシートに、「すみれす」であることを明記します。
- ②環境配慮型電気炉鋼材証明書
製品1トン当たりのCO₂排出量(CFP)の算定方法と結果、それに対する第三者検証について記載し、環境価値を証明します。
本証明書に記載したCO₂排出量は、お客様のGHGプロトコルにおけるScope3排出量算定およびカーボンフットプリント(CFP)における原材料調達のCO₂排出量算定に使用することができます。
本証明書は当該鉄鋼製品と紐づいているため、別の鉄鋼製品への付け替えや本証明書単体での下流への流通はできません。
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