学生時代に鉄に関する研究を行っていた私は、その経験を活かして鉄鋼会社に就職したいと思っていました。その中で中部鋼鈑に魅力を感じた理由は、会社訪問した際の印象が良く雰囲気の温かさを感じたこと。また、技術職の社員には転勤がなく、ひとつの拠点でじっくり腰を据えて仕事に取り組めることも魅力に感じた点のひとつです。生まれ育った福岡県を離れて、名古屋という新しい土地で自分の力を思い切り試したい。そんな希望を持って入社しました。
中部鋼鈑は、若手でも活躍できるチャンスが多く、責任ある仕事に携わることができる会社です。会社の枠を超えた交流の機会も豊富で、同業者とのつながりを自分の成長に役立てることができます。貪欲にスキルを高めたい、という人にはぴったりの会社です。
私は入社後4年間、製鋼工場の業務に携わり、電気炉操業や取鍋精練操業に関する業務に携わりました。鉄スクラップを電気炉で溶かす際に、いかに効率性を高めるのか。溶けた状態の鋼(溶鋼)をどのような方法によって狙い通りの成分に精錬するのか。こうした課題をクリアしながら品質を追求し続けた4年間でした。
その後異動となり、現在は生産技術部技術課で製鋼品質・技術サービスを担当し、製品の品質を維持・向上させることを目標として日々業務に取り組んでいます。入社以来培ってきた製鋼工場における知識と経験を活用しながら、技術課での新商品の開発といった業務を経験することで、より一層キャリアアップしていきたいと思っています。
私の腕の見せ所は、お客様の要望する特性の鋼鈑を可能な限り設計・製造すること。私の仕事には、状況に応じて進め方を見直したり修正したりしながら、少しずつ目標を達成していく面白さがあります。自分が手がけた仕事が成果を生み、上司や先輩、現場で働く方々から感謝の言葉をいただいた時は、とてもうれしく思います。
入社2年目の春に、初めて電気炉部会で発表した時のことが印象に残っています。電気炉部会とは、日本全国の電気炉メーカーが集まって年に2回開催される同業者の交流会のこと。必要な資料を作成し入念に練習を行った上で本番に臨み、納得のいく発表を行うことができました。また、他社の若手社員の方と交流を深めたことも、良い思い出になっています。
電気炉部会や同業他社との技術交流会は、普段とは違った視点で自分の仕事を見つめることができる貴重な機会です。社外の方と情報交換したり、他社の工場を見学したりすることが、モチベーションの源になっています。(開催地の周辺を観光するのも楽しみです!)
出社
朝礼
前日の仕事の進捗状況や操業結果、当日の予定を報告します。
資料作成
前日の操業の良かった点、悪かった点を把握し操業改善につなげます。
現場さんからの意見及びデータの双方の視点から解析していきます。
データでは読み取れないことがしばしばあるので、実際の作業者とのコミュニケーションが必須。
社内会議
月例会議(2種類)に出席。他部署との情報共有化や業務進捗の確認、操業結果、テスト結果の報告を行う。発表する時は何回やっても緊張します。定常業務と資料作成の両立はなかなか困難です。
昼食
社員食堂で先輩・後輩・他部署の方と一緒にとります。
現場
現場で操業に関するヒアリングや相談を行う。いろんな人から話を聞くとアイデアや実施方法も様々。いいとこどりをして最善策を考えます。
協力会社打合わせ
協力会社の方と技術的(使用資材の改善品、新規品考案など)打ち合わせを行います。時には雑談を交えながら・・・。
資料作成
時間を見つけて報告書(月例作成、技術報告、試験工程指示書)などの資料を作ります。事務仕事比率が高いのでパソコン(特にExcel)操作も着々とスキルアップ(してるといいな)。
退社