株主の皆様へ


代表取締役社長
成田 健一郎


トップインタビュー
株主の皆様へ
Q1 まず、はじめに就任後の取組と抱負についてお聞かせいただきたいのですが。
A1 「Change中部」活動をスタートさせました。これは、@生産・販売戦略の構築、A資本政策の推進B人事制度の改革C連結経営の強化、を4つの柱とし、これらを推進していくことにより「存在感のあるオンリーワン企業」を目指そうというものです。

Q2 その重点項目に取り組む背景についてお聞かせください。
A2

当社の企業価値を真に向上させるために、中核になる項目であると判断しています。A「資本」B「人事」C「連結経営」については社内で検討を開始した段階ですが、そのベースとなる考え方は 「Change中部」です。@「生産・販売」については、昨年7月に60億円を投じ連続鋳造設備を更新するなどの取組がすでに始まっています。連結総資産329億円(2004.3)の当社にとって社運を賭けたものですが、当期に約5億円、来期に約7億円の合理化効果をすでに見込んでいます。


Q3 「存在感のあるオンリーワン企業」とは、どのようなことをおっしゃっているのですか。
A3 厚板は、主に高炉メーカーによって生産されています。当社は電炉メーカーとして国内で唯一厚板を生産しています。電炉生産の特徴は、多品種少量生産にあります。そのためお客様への納期が高炉に比べ大幅に短縮することができます。このような特徴を生かすことで、オンリーワン企業としての存在感を示してゆきたいと考えています。

Q4 オンリーワン企業として、独自商品の開発は欠かせないと思いますが。
A4 被削性改良鋼板(通称MAC)やレーザー用鋼板などが当社独自商品の例です。MACは汎用品としての強度に加え、削りやすく加工しやすいという特徴があります。また、レーザー用鋼板は、レーザー機による切断可能厚を大幅に拡大しました。
今後もお客様ニーズに対応した独自商品を開発することによって、市場での存在感を高めて生きたいと考えています。

Q5 なるほど。今後、他に注力することがございましたらお聞かせください。
A5 当社は、「資源リサイクル」による鉄作りを原点とした、新たな社会的価値の創出に挑戦することを存在理念にしており、循環型社会に寄与しているといえます。また、鉄鉱石、原料炭をつかっての鉄作りに比べ二酸化炭素排出量を抑制できるという特徴があります。このような「環境にやさしい企業」としての特徴をさらに発展させて、事業基盤の確立を図ってゆきたいと思います。

Q6 それにしても、昨年からの収益の変化が激しいですが、当中間期業績の背景をお聞かせください。
A6 中国を中心にした鉄鋼需要の盛り上がりと国内の景気回復を背景に製品価格の改善が大幅に進展しました。また新連続鋳造設備のタイムリーな稼動とここ数年来取り組んできたコストダウン効果も大きいと思います。

Q7 電炉業は市況産業といわれ業績変動が激しいですね
A7 製品の厚板、原料の鉄スクラップともに市況商品ですので、ある程度の業績の変動は止むを得ないと思います。その上で、収益の変動幅を平準化させる工夫が重要であると考えています。具体的に、@独自商品など高付加価値商品の販売拡大、A鉄スクラップ仕入原価の変動幅縮小、B製鉄・物流コスト削減などを挙げて、社内検討をしているところです。
(第81期中間事業報告書より転載)